4月26日から始まるった2025年のゴールデンウィークですが、ニュースなどで「大型連休」という表現を耳にしたことはありませんか?
実は、この言い換えにはある理由があるそうなんです。さて、その理由はなんでしょう?
【問題】
Q. NHKが「ゴールデンウィーク」と言わず「大型連休」と表現する理由は何でしょう?
A) 外来語に抵抗感を感じる人が多かったから
B) 映画業界用語に偏っているから
C) 地域差があるから
D) 商業的すぎるから
【実は・・】
NHKのニュースサイトを見てみると、「ゴールデンウィーク」ではなく、「大型連休」という言葉が頻繁に使われています。たとえば、「今年のゴールデンウィークのおすすめスポットや過ごし方を紹介」した記事でも、「大型連休」という表現が使われていました。
一般に広く浸透している「ゴールデンウィーク」という言葉を、なぜ公共放送が避けるのでしょうか?2010年5月に公開された「視聴者からの質問に答えるコーナー」では、以下のように説明されていました。
解説によれば、「ゴールデンウイーク(原文ママ)」という言葉は1950年代、映画業界が観客動員を目的に作り出した宣伝用語だそうです。当初はNHKにおいても使用していたようですが、1970年代の石油ショック以降、「何が“ゴールデン”だ」という反発の声が多く寄せられるようになりました。
また、「外来語・カタカナ語はできるだけ避けたい」「長すぎて字幕などに収まりにくい」といった放送現場の事情もあり、NHKでは「大型連休」や「春の大型連休」を使うようになったのです。
さらに、週休2日制の定着により連休が10日以上になることもあるため、「ウィーク(週)」という表現自体が実態と合わなくなってきたという事情もあるそうです。
このような経緯から、NHKでは「ゴールデンウィーク」という表現を基本的に避け、「大型連休」を用いているのです。
【答えは・・】
A) 外来語に抵抗感を感じる人が多かったから
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だそうです。いかがでしたか? 知っているようで意外と知らない雑学だったかもしれません。